しまむら「パパいじり」子供服問題
しまむら「パパいじり」子供服問題は、しまむらグループのベビー・子供用品専門店「バースデイ」が2024年7月に発売した商品について、父親を侮辱する表現ではないかとの批判が起き、一部商品の販売が中止された問題である。対象は現代美術家・加賀美健とのコラボレーション商品で、発売翌日の7月30日に販売中止が発表された。[1][2]
商品と批判[編集 | ソースを編集]
7月29日に発売されたTシャツやアクセサリーには、「ママがいい」「パパはいつも寝てる」「パパはいつも帰り遅い」「パパは全然面倒みてくれない」などの文言が使われていた。ITmediaの報道では、父親に差別的である、子育てに熱心な男性に失礼であるといった批判がSNS上で相次いだ一方、日常によくあることの表現ではないかという擁護もあった。[1]
朝日新聞も、幼児向け衣服の文言に父親への侮辱だとする批判が出たことを報じた。これは男性の購買や利用を禁止した事例ではなく、子供の言葉を模した商品表現の中で、父親を否定的に扱うことへの異議である。[2]
販売中止と謝罪[編集 | ソースを編集]
ITmediaが掲載した告知によれば、バースデイは7月30日、公式Xで「販売中止のお詫び」を発表した。不快な思いをさせる表現があったことを謝罪し、寄せられた意見を検討して商品の販売を中止すると説明した。また、今後は顧客の視点に立った商品企画を行うとした。[3]
告知は加賀美とのコラボレーション全体ではなく、一部商品を対象としていた。ITmediaの長浜淳之介は、後に訪れた店舗でコラボレーション商品が引き続き販売されていることを確認している。このため、すべての関連商品が撤去された、または協業そのものが終了したとまではいえない。[3]
表現と企業対応をめぐる異なる評価[編集 | ソースを編集]
批判の一方、長浜はITmediaの論評で、不快だとする声に応じて表現を排除し続ければ、商品の多様性や表現の自由を狭めるおそれがあると論じた。これは同記事の筆者の評価であり、会社の公式見解ではない。[1]
長浜はまた、販売中止後に公式SNSの商品情報が消され、何が問題だったのかを後から検証しにくくなったと指摘した。商品表現への批判と、企業が説明・記録をどのように残すべきかという批判は、別の論点として提示されている。[3]
出典[編集 | ソースを編集]
- : 長浜淳之介、「パパは全然面倒みてくれない」「ママがいい」は何が悪かった? しまむらの“残念”すぎる対応を見過ごせないワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/5 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン(2024年8月19日、閲覧日2026年10月1日)。
- : 朝日新聞、しまむら子ども服、販売中止 靴下に「パパは面倒みてくれない」:朝日新聞(2024年7月31日、無料公開部分、閲覧日2026年10月1日)。
- : 長浜淳之介、「パパは全然面倒みてくれない」「ママがいい」は何が悪かった? しまむらの“残念”すぎる対応を見過ごせないワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/5 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン(2024年8月19日、販売中止告知の掲載と店舗取材、閲覧日2026年10月1日)。