ペルーの公立学校の身だしなみ規制
ペルーの公立学校の身だしなみ規制は、2026年10月にケイコ・フジモリ政権が公表した、公立学校の生徒の外見や行動に関する規則案である。男子の短髪義務、染髪・化粧の禁止、制服のスカート丈の基準などを盛り込み、「素行点」の復活も掲げた。政府は学校の秩序回復を目的としている。[1]
男子の短髪義務と規則案[編集 | ソースを編集]
フジモリ大統領は10月12日、リマ郊外の学校で、学校や教室にも秩序を取り戻す必要があると述べ、男子は髪を短くしなければならないと説明した。AFPによると、対象は公立の初等・中等教育機関であり、化粧・染髪・マニキュアの禁止やスカート丈の規制も含まれる。したがって、女子の身だしなみ全般が自由になるという内容ではない。[1][2]
政府は、いじめや性的暴力への対策として規則を位置付けた。一方、AFPは、公表時点では施行前の案であり、官報での公表や市民からの意見提出を経る予定だと報じた。[2]
SNS上の反応[編集 | ソースを編集]
男児への差別や男女の扱いの差への批判[編集 | ソースを編集]
日本経済新聞は10月16日と17日にXでこの規則案を紹介した。先行する16日の投稿には、男子の短髪義務を批判する次のような反応が寄せられた。[3][4]
- 「若葉(サブ)」(@hsktct)は10月17日、「男の子への抑圧、差別である」と明言した。[5]
- 「男性にも人権を」(@Rights_4_Men)は10月16日、大統領を性差別的だと批判し、男児が抑圧されているという見方を示した。別の返信では、男女を逆にすると、男性大統領が女子にミニスカートを求め、男子は自由としているようなものだ、という比較を提示した。[6][7]
- @Male_rights_JPは10月16日、男子が短髪を義務付けられるなら女子も坊主を義務付けられるのか、と問い、男女の扱いの差を問題にした。[8]
男女を入れ替えた比較[編集 | ソースを編集]
次の欄は、上記のSNS投稿で示された比較を踏まえて、性別による外見の強制を考えるためのものである。男女入れ替えスイッチをONにすると、髪型を服装に置き換えた仮想の例を表示する。ミニスカートの強制や男子の服装の自由は、実際の政策や大統領の発言ではない。[7]
報道上の事実:女性大統領が、公立学校の男子に短髪を求める規則案を示した。
その他の批判[編集 | ソースを編集]
AFPによると、現地の女性団体Manuela RamosとCentro de la Mujer Peruana Flora Tristánは、髪型や化粧の統制は性的暴力や学校内の暴力の防止にはつながらないと批判した。人権団体Coordinadora Nacional de Derechos Humanosも、外見の規制を権威主義的な措置と評した。[2]
出典[編集 | ソースを編集]
- [1] 日本経済新聞「ペルー、公立校男子は短髪義務 ケイコ・フジモリ大統領『学校に秩序』」、2026年10月16日(公開部分)。
- [2] AFP「Keiko Fujimori prohíbe el maquillaje, el tinte e impone pelo corto para 'llevar orden' a escuelas」Diario Libre、2026年10月13日。
- [3] 日本経済新聞 電子版(@nikkei)「公立校男子の短髪義務を伝える投稿」X、2026年10月16日。
- [4] 日本経済新聞 電子版(@nikkei)「規則案の目的と反発を伝える投稿」X、2026年10月17日。
- [5] 若葉(サブ)(@hsktct)「男の子への抑圧、差別であるとする返信」X、2026年10月17日。
- [6] 男性にも人権を(@Rights_4_Men)「性差別的だと批判する引用投稿」X、2026年10月16日。
- [7] 男性にも人権を(@Rights_4_Men)「男女を逆にした場合を論じる返信」X、2026年10月16日。
- [8] @Male_rights_JP「女子への坊主義務を問いかける返信」X、2026年10月16日。
出典はいずれも2026年10月17日閲覧。