伊東純也民事訴訟
伊東純也民事訴訟は、サッカー選手の伊東純也が、性被害を訴えて刑事告訴した女性2人に対し、告訴は虚偽で名誉や信用を傷つけられたとして、計約2億円の損害賠償を求めた訴訟である。2024年11月26日に東京地方裁判所で第1回口頭弁論が開かれ、女性側は被害申告に虚偽はないと反論して請求棄却を求めた。[1]
請求と双方の主張[編集 | ソースを編集]
第1回口頭弁論で、伊東側の代理人は、女性側が示談金の要求などを目的に虚偽の内容を週刊誌に報じさせ、損害を与えたと主張した。訴状は、名誉・信用の毀損に加え、スポンサー契約が打ち切られたことなどによる損害を挙げている。[1]
女性側の代理人は、謝罪が得られなかったため告訴したのであり、被害申告は虚偽ではないと反論した。また、訴訟は示談に応じなかったことへの報復・嫌がらせを目的とすると主張した。これらは対立する当事者の主張であって、第1回口頭弁論の報道がどちらかを事実と認定したものではない。[1]
代表離脱と名誉・職業上の影響[編集 | ソースを編集]
日本サッカー協会は2024年2月1日、AFCアジアカップに参加中の伊東の代表離脱を発表した。発表では、報道された事実関係について当事者の主張が異なり、慎重な対応が必要だと説明した上で、本人の心身の状態を考慮した決定としている。協会が性加害の事実を認定して離脱を命じた、とする発表ではない。[2]
伊東側の民事請求は、性被害の申告や報道によって生じたとする名誉・職業上の損害を回復することを求めるものである。他方、女性側は申告の正当性を主張している。このため、訴えられた男性の権利・社会的影響と、被害を申告する側の権利を、事実認定に先立って一方だけ否定しないことが重要となる。[1]
刑事手続との区別[編集 | ソースを編集]
女性側は2023年6月に大阪市内のホテルで同意のない性行為があったとして刑事告訴し、伊東側も女性2人を虚偽告訴容疑で告訴した。大阪地検は2024年8月、双方を嫌疑不十分で不起訴とした。[3]
双方からの不服申立てに対し、大阪第2検察審査会は2025年1月23日付で、伊東側の性加害疑惑と女性側の虚偽告訴容疑のいずれについても「不起訴相当」と議決した。報道による議決理由は、不起訴処分を覆すに足りる証拠が認められないというものだった。[3][4]
不起訴や不起訴相当は、民事上の損害賠償請求を認めた判決ではない。また、伊東が不起訴となったことだけから、女性側の虚偽告訴が裁判で認定されたと結論づけることもできない。双方の刑事手続の結果と、民事訴訟での主張は分けて扱う必要がある。[1][3]
その後の報道[編集 | ソースを編集]
2026年4月15日のSmart FLASHは、同月時点でも損害賠償をめぐる民事訴訟が続いていると報じた。この記述は同時点の報道に基づくものであり、民事上の責任や賠償額が確定したという意味ではない。[5]
出典[編集 | ソースを編集]
- : 産経新聞、伊東純也選手の訴訟、女性側は反論し請求棄却求める 東京地裁で初弁論 - 産経ニュース(2024年11月26日、閲覧日2026年10月1日)。
- : 日本サッカー協会、SAMURAI BLUE 伊東純也選手 途中離脱のお知らせ AFCアジアカップカタール2023|JFA|公益財団法人日本サッカー協会(2024年2月1日、閲覧日2026年10月1日)。
- : 産経新聞、サッカー伊東純也選手の準強制性交致傷罪も「不起訴相当」 検審が判断、疑惑の捜査終了 - 産経ニュース(2025年1月29日、閲覧日2026年10月1日)。
- : 共同通信(日本経済新聞掲載)、伊東純也選手申し立てに女性側の不起訴「相当」 検察審 - 日本経済新聞(2025年1月28日、閲覧日2026年10月1日)。
- : 『FLASH』編集部、【独自】「頼むから伊東純也と関係持ってくれ」“無罪請負人”弁護士が送った“衝撃LINE”を入手! | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌](2026年4月15日公開、4月17日更新、訴訟継続についての記述、閲覧日2026年10月1日)。